早めにセルフケア こころの健康
こころの健康を良い状態で維持するためには、ストレスとの上手な付き合い方が大切ですと言われていますが、そもそもストレスとはなんでしょうか?
◆ストレスとは?
ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。
外部の刺激ということですから、天気や騒音などの環境の要因だったり、病気や睡眠不足などの身体的な要因、不安や悩みなどの心理的な要因、人間関係や会社での出来事などなど、様々なな変化がストレスの要因になります。
また、進学や就職、結婚出産といった喜ばしい出来事も、変化であり刺激なので、ストレスの原因になることもあります。
ストレスを受けている状態では、眠れない、腹痛、怒りっぽくなるなど、なにかしらのストレスサインが出ているものです。
ストレスサインが出たからといってすぐに「こころの病気」というわけではありませんが、気づかないままストレスを受け続けると、さらに症状がひどくなったり、調子をくずしてしまうことがありますので注意が必要です。
◆自分のストレスサインをチェック
まずはストレスサインが出ていないかを自分でチェックして、自分でストレスに気づけるようになれるといいですね。
自分でわかるようになれば、早めにセルフケア(休息、気分転換、睡眠など)ができるようになりますので、こころの健康を良い状態に保つためにも、セルフチェック、セルフケアが大切になってくりと思います。
◆冬は特に注意が必要
冬は日照時間が少なくなり、太陽の光を浴びる時間が少なくなります。
太陽の光を浴びる時間が少なくなると、脳内のセロトニンという「幸せホルモン」の分泌が減少してしまうことがわかっています。
セルフケア、予防の1つとして、特に冬は積極的に太陽の光を浴びてセロトニンが少しでも分泌されるといいですね。
物事がうまくいかず、ストレスを感じ、こころの健康に影響があるときは、「○○でなければならない」と固い考えになりやすく、こころにゆとりが持てないことが多いと思います。
そんなときは、考え方を柔軟にもって、おもいきって休息をとる、体を動かす、太陽の光を積極的に浴びるなど、なにかセルフケアができることが理想ですね。
また、自分だけではどうにもならないことや、抱えきれないストレスを感じた場合は、できるだけ早目に誰かに相談してみることをオススメします。
ストレスを過度に抱えてしまうと、こころの健康を保つことは難しくなってきます。
セルフチェック、セルフケア、だれかに相談、この3つを意識して、こころの健康を少しでも良い状態にしていきたいですね。