「鬼は外、福は内」豆まきに込められた健康の願い

来週、23日は「節分」です。「鬼は外、福は内」という掛け声とともに豆をまく、
日本では昔から親しまれてきた行事ですね。子どもの頃に家族で豆まきをした思い出がある方も、多いのではないでしょうか。最近では、恵方巻を楽しみにされている方もいらっしゃるかもしれません。今年の方角は「南南東(やや南寄り)」です。これは、歳徳神(福をもたらす神様)がいるとされる方角にあたります。

 

★なぜ「豆」をまくの?

節分に豆をまくのは、「豆=魔(ま)を滅(め)する」という語呂合わせから来ていると言われています。災いの象徴である「鬼」を豆で追い払い、一年の無病息災を願う、日本ならではの知恵です。また、豆は五穀のひとつで、命を支える大切な食べ物として、昔から大切にされてきました。

★大豆に秘められた健康パワー

節分に使われる豆は「炒り大豆」。実はこの大豆、健康面でも非常に優れた食品です。大豆には以下のような栄養が含まれています。

  • たんぱく質
    筋肉や内臓、免疫細胞の材料となり、年齢を重ねるほど意識して摂りたい栄養素です。
  • 食物繊維
    腸内環境を整え、便通改善や免疫力の維持に役立ちます。
  • 大豆イソフラボン
    女性ホルモンに似た働きを持ち、骨の健康や更年期以降の体調サポートが期待されます。
  • ビタミン・ミネラル類
    体の調子を整え、疲れにくい体づくりを助けます。

節分で「年の数だけ豆を食べる」という風習は、「その一年を健康に過ごせますように」という願いを、体の中から叶える意味もあるのです。

★節分は「季節の変わり目」

節分とは、もともと「季節を分ける日」という意味があり、立春の前日に行われます。
暦の上では、節分を過ぎると春になりますが、実際には一年の中でも、まだ寒さが厳しい時期です。この「季節の変わり目」は、体調を崩しやすい時期とも言われています。昔の人は、目に見えない不調や災いを「鬼」に例え、豆まきによって追い払おうと考えたのかもしれません。節分は冬の終わりと春の始まりの節目です。この時期に、次のような健康習慣を見直してみましょう。

体を冷やさない

  • 首・手首・足首を温める
  • 温かい飲み物をこまめにとる

腸を整える

  • 大豆製品(豆腐、納豆、味噌)を意識的に摂る
  • 発酵食品を日常に取り入れる

無理をしない

  • 疲れを感じたら早めに休む
  • 「頑張りすぎない」ことも健康の一部

23日の豆まきは、邪気を払い、福を招き、心と体を整える日本の知恵です。豆をまく音、香ばしい豆の香り、「今年も元気でいたい」と願う気持ちです。それらすべてが、健康につながっています。今年の節分は、ぜひ「健康を願う節目の日」として、ご自身の体と心に目を向けてみてください。小さな行事を大切にすることが、一年を健やかに過ごす第一歩になるかもしれません。

カリカセラピ健康コラム

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