5月の旬食材で整える“初夏の食養生

立夏を過ぎ、暦の上では夏が始まります。この時期は「湿気」と「暑さ」が少しずつ増え、自律神経が乱れたり、消化機能が落ちやすくなるタイミングです。本格的な夏を迎える前に、旬の食材の力を借りて、体の中からコンディションを整えましょう。

なぜ五月後半は「重だるさ」を感じやすいのか

私たちの体は、周囲の湿度が高くなると汗をうまく蒸発させることができず、熱や水分を内側に溜め込みやすくなります。

「水毒(すいどく)」の蓄積

 体内に余分な水分が溜まると、胃腸の働きが鈍くなり、全身の重だるさやむくみを引き起こします。これが、五月特有の「すっきりしない不調」の正体です。

自律神経の乱れ

春から夏への季節の変わり目は、自律神経がフル回転で体温を調節しようとします。ここで胃腸が弱っていると、エネルギー(気)が十分に作られず、心の疲れや五月病のような症状に繋がることもあります。

 

初夏の心身をシャキッとさせる「食べ合わせ」のコツ

  1. 「苦味」でこもった熱をスッキリ逃がす

初夏は、気温の上昇とともに気持ちも高ぶりやすい季節。そんな時は「苦味」のある食材が、体内にこもった余分な熱を逃がし、心身をシャキッと落ち着かせてくれます。

 おすすめ:ピーマン、ふき、たけのこ、レタス

  1. 「酸味×甘味」で体の潤いをキープ

汗をかき始めると、体の中の水分が意外と失われています。「酸っぱい」と「甘い」を組み合わせると、体に潤いを生む力がアップ。疲れが溜まる前にチャージしましょう。

おすすめ:いちご、甘夏、アスパラガス

  1. 「ネバネバ」食材で胃腸のバリアを張る

湿気が増えると胃腸がバテやすくなります。消化を助けて粘膜を守ってくれる食材で、梅雨に負けない土台を作りましょう。

おすすめ:山芋、オクラ、春キャベツ(胃に優しい代表格)

 

【養生レシピ】

アスパラと甘夏の初夏サラダ パパッと作れる一皿で、五月の栄養を丸ごといただきましょう。 茹でたアスパラガス(潤い)に、旬の甘夏(酸味)を合わせ、オリーブオイルと少しの塩で和えるだけ。アスパラのシャキシャキ感と、甘夏の爽やかな酸味が、疲れた体に染み渡ります。

もし体が重だるく感じても、「怠けている」なんて思わないでください。それは体が季節に適応しようと頑張っている証拠です。そんな時は、旬の味覚を楽しみ、深く呼吸を。五月の賢い「食養生」が、あなたの初夏の活力をきっと支えてくれます。健やかな食卓を楽しみながら、未来の自分を大切に、大切に慈しんであげましょう。

カリカセラピ健康コラム

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