立春って何?体にとっての春の準備期間

立春って何?体にとっての春の準備期間
2月初旬に訪れる「立春(りっしゅん)」は、暦の上では春の始まりを意味します。しかし、実際にはまだ寒さが厳しく、体感としては「とても春とは思えない」と感じる方も多いのではないでしょうか。それでも昔から、立春は冬から春へと体と心を切り替える大切な節目とされてきました。この時期の過ごし方は、春本番の体調に大きく影響すると言われています。
立春の意味とともに、体にとっての「春の準備期間」として、どのような点を意識するとよいのかをご紹介します。
★立春とは
立春は二十四節気のひとつで、毎年2月4日頃にあたります。二十四節気とは、太陽の動きをもとに一年を24の季節に分けたもので、古くから農作業や生活の目安として使われてきました。
立春はその最初にあたり、
- 冬の終わり
- 春の始まり を表す節目です。
この日を境に、少しずつ日が長くなり、自然界では春に向けた変化が静かに始まっています。まだ寒さは残っていても、体や環境は確実に次の季節へと移行しているのです。
また、立春の頃は、気温や気圧の変化が大きく、体にとっては負担のかかりやすい時期です。
● 寒暖差による影響
日によって、また一日の中でも寒暖差が生じやすく、自律神経が乱れやすくなります。その結果、
- だるさ
- 眠気
- 肩こり
- 頭が重い感じ などを感じる方も少なくありません。
● 冬の疲れが表に出やすい
冬の間は寒さから身を守るため、体は常に緊張した状態が続いています。その疲れが、立春を迎える頃になって表に出てくることもあります。
「特に理由はないけれど、なんとなく調子が悪い」と感じるのは、季節の変わり目特有の反応とも言えるでしょう。
立春は、すぐに活動的になる時期というよりも、冬にため込んだものをゆるやかに手放し、春に向けて体を整える期間と考えるのがおすすめです。無理に生活リズムを変えたり、急に活動量を増やしたりする必要はありません。少しずつ、体を春仕様へと切り替えていくことが大切です。
★立春に意識したい生活習慣
① 体を冷やさないことを最優先に
暦の上では春でも、体はまだ冬モードです。薄着や冷たい飲み物は控え、
- 首・お腹・足元を温める
- 温かい飲み物を選ぶ など、引き続き冷え対策を意識しましょう。
② 入浴で体をゆるめる
寒い季節に緊張しがちな体は、湯船につかることでリラックスしやすくなります。
38〜40℃程度のぬるめのお湯に、10〜15分ほど浸かることで、
- 血行促進
- 疲労回復
- 自律神経のバランス調整 が期待できます。
③ 食事は「軽さ」を意識する
冬はこってりした食事が増えがちですが、立春を迎えたら少しずつ軽めの食事を取り入れてみましょう。
- 野菜中心のメニュー
- 旬の食材
- よく噛んで食べる
これらを意識することで、胃腸への負担を減らし、体の内側から整えやすくなります。
④ 無理のない運動を取り入れる
いきなり激しい運動を始める必要はありません。
- 軽いストレッチ
- 室内での体操
- ゆっくりしたウォーキング
など、血流を促す程度の動きを心がけるだけでも十分です。
立春は、見た目には大きな変化がなくても、体と自然が次の季節へ向かう大切な節目です。この時期を「無理をしない準備期間」として過ごすことで、春を健やかに迎える土台が整います。まだ寒さの残る日々ですが、少しずつ体をいたわりながら、春への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。