気づかないうちに進行する 隠れ脱水

健康コラム:気づかないうちに進行する「隠れ脱水」に注意
暑い季節になると話題になる脱水症ですが、実はのどの渇きを感じる前から体内の水分不足は始まっています。この状態は一般に「隠れ脱水」と呼ばれ、放置すると熱中症や体調不良につながることがあります。
★隠れ脱水とは?
隠れ脱水とは、脱水症の一歩手前の状態です。体内の水分が不足し始めているものの、自覚症状が少なく、本人が気づきにくいことが特徴です。
人の体の約60%は水分でできており、水分は体温調節や栄養素の運搬、老廃物の排出など重要な役割を担っています。そのため、水分が不足すると体のさまざまな機能に影響が現れます。
★こんな症状はありませんか?
次のようなサインが見られる場合は、隠れ脱水の可能性があります。
●口の中が乾く
●尿の回数が少ない
●尿の色が濃い
●皮膚が乾燥している
●疲れやすい
●頭痛やめまいがある
●集中力が低下している
症状が軽いため、単なる疲れや寝不足と勘違いしてしまうことも少なくありません。

★隠れ脱水を招く原因
隠れ脱水は夏だけでなく、一年を通して起こる可能性があります。
●気温や湿度が高く汗をかく
●エアコンによる乾燥
●発熱や下痢
●運動による発汗
●飲酒
★今日からできる予防法
隠れ脱水を防ぐためには、こまめな水分補給が大切です。
●のどが渇く前に飲む
渇きを感じたときには、すでに軽い脱水状態になっていることがあります。時間を決めて少量ずつ飲む習慣をつけましょう。
●水分補給のタイミングを意識する
- 起床後
- 食事中や食後
- 入浴前後
- 運動前後
- 就寝前
これらのタイミングでコップ1杯程度の水を飲むことがおすすめです。

●汗をたくさんかいたら塩分も補給
大量の発汗時は、水だけでなく電解質も失われます。スポーツドリンクや経口補水液を上手に活用しましょう。隠れ脱水は、自覚症状が少ないため見逃されやすい状態です。しかし、早めに気づいて対策を行えば、脱水症や熱中症の予防につながります。「のどが渇いていなくても水分をとる」この小さな習慣が、健康を守る大きな一歩になります。日頃からこまめな水分補給を心がけ、元気に毎日を過ごしましょう。