飲酒しない人も!肝機能の低下に注意!
これからの季節、クリスマスや忘年会、お正月、新年会と楽しいイベントのご予定がたくさんある方も多いのではないでしょうか?
ついつい飲み過ぎてしまったり、食べ過ぎてしまいがちなシーズンです。
◆症状が出にくい沈黙の臓器
そんな時期に気をつけたいのが「胃腸」ですが、暴飲暴食や乱れた食生活が原因で不調に陥ってしまうのが、実は「肝臓」です。
胃腸の不調と違って、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、少しくらいの不調なら特に症状に出ません。
しかし、知らず知らずのうちに肝機能が落ちてきてしまうと、重症になってしまう可能性があるので要注意です。
◆お酒が原因ではない肝臓の病気
特に近年は、アルコール(飲酒)やウィルス性が原因ではなく、生活習慣が原因で肝臓の機能が低下し、肝硬変などに発展してしまう「NASH(ナッシュ)」と呼ばれる、非アルコール性脂肪肝炎が警戒されています。
NASHは、飲酒やウイルス感染と関係のない人が、肥満や糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病の影響で脂肪肝になり、そのまま放置することで、肝臓の機能が低下し、やがて肝硬変、肝臓がんへと進行する怖い病気です。
生活習慣病があり、お酒をまったく飲まない、あるいは少量しか飲んでいないのに脂肪肝と診断されている人は、NASHの可能性があります。
◆飲み会急増!年末年始の健康管理
暴飲暴食または生活習慣を改善し、進行を食い止めることが大切です。
肝臓が疲れてくると、なんとなく元気が出なかったり、様々なところへ悪影響がでてきてしまうので要注意です。
また、日頃のストレスは肝臓にも悪影響があります。
これからの時期、宴会が続いてしまったり、仕事の疲れがたまっている時などは、積極的に休養をとり、心も体も休めることが重要です。
「沈黙の臓器」と呼ばれるほど、なかなか症状が表れにくい肝臓ですが、肝機能が落ちてしまうと、様々な病気につながる可能性が高くなってしまいます。忘年会や新年会が続くこれからの時期は特に注意していきたいですが、日頃の生活習慣から気をつけてしっかり予防していきたいですね。
カリカセラピでは「NASH」に関する研究結果もでていますので、気になることがありましたら、お気軽にお問合せくださいませ。