秋から冬へ——免疫力を高めて風邪に負けない体づくり

秋から冬へ——免疫力を高めて風邪に負けない体づくり
11月に入ると、朝晩の冷え込みが一段と増し、冬の気配を感じる季節になります。気温差が大きく、空気も乾燥してくるこの時期は、体調を崩しやすい時期でもあります。なんとなくだるい、喉がイガイガする、鼻がムズムズする……そんなサインを感じたら要注意。秋から冬への移り変わりは、私たちの「免疫力」に大きな影響を与える季節なのです。
今回は、寒さに負けない強い体をつくるための、免疫力アップのポイントを紹介します。
★季節の変わり目、体がゆらぐ理由
秋から冬へと季節が移り変わる11月。朝晩の冷え込みが強まり、体調を崩す人が増える時期です。特に風邪やインフルエンザなどの感染症が流行し始める季節でもあります。
寒暖差や乾燥、日照時間の減少などが重なり、体は思っている以上にストレスを受けています。自律神経が乱れ、免疫細胞の働きが鈍ることで、ウイルスに負けやすい状態になってしまうのです。
★睡眠の質を高めて「回復力」を養う
免疫細胞は、眠っている間に再生・修復を行っています。つまり、十分な睡眠をとることは免疫力を維持する上で最も重要なポイントの一つです。
理想の睡眠時間は人それぞれですが、目安は6〜8時間。大切なのは「時間の長さ」よりも「質」です。寝る直前のスマートフォン使用やカフェインの摂取は避け、照明を少し落とした穏やかな環境で眠りにつきましょう。
また、睡眠のリズムを整えるために、朝起きたら太陽の光を浴びることも効果的です。体内時計がリセットされ、夜の自然な眠気を促してくれます。
ぜひ寝る前のカリカ2包の習慣を続けてみてください。寝起きシャッキリをサポートします。

★笑顔とリラックスが免疫力を高める
意外かもしれませんが、「笑うこと」も免疫力を高める効果があります。笑うことで副交感神経が刺激され、免疫細胞の一種であるNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化することが分かっています。
忙しい日々の中でも、音楽を聴く、好きな映画を観る、友人とおしゃべりするなど、自分が心からリラックスできる時間を持つようにしましょう。心のゆとりは、体の健康にもつながります。
■ まとめ:小さな積み重ねが「強い体」をつくる
風邪や感染症を防ぐために、特別なことをする必要はありません。免疫力を高めるには、「よく寝て、よく食べて、よく笑う」——この当たり前の生活習慣を丁寧に続けることが、最も確実な方法です。
季節の変わり目を元気に乗り越えるために、今日から少しずつ、自分の体をいたわる習慣を取り入れてみましょう。11月を健康に過ごすことが、寒さ厳しい冬を元気に乗り切る第一歩になります。
乾燥対策で肌も喉も守る!
冬の訪れとともにやってくる「乾燥トラブル」秋が深まり、冬の足音が近づく11月。気温だけでなく、空気の「湿度」も下がり始めます。暖房を使う機会が増えるこの季節、肌がつっぱったり、喉がイガイガしたりしていませんか?空気の乾燥は、肌や粘膜の水分を奪い、外からの刺激やウイルスに対するバリア機能を弱めてしまいます。実は、「風邪をひきやすい季節」と言われる理由のひとつも、この“乾燥”なのです。
★肌・喉・鼻の「乾燥メカニズム」を知ろう
私たちの体は、本来「水分を守る力」を持っています。
肌には皮脂膜、喉や鼻には粘膜の潤いバリアがあり、外からの異物や乾燥を防いでいます。しかし、乾燥した空気の中では水分が蒸発しやすくなり、皮脂や粘液の分泌が追いつかなくなります。すると、肌のかゆみ・粉吹き・ひび割れ、喉の痛み・声枯れ、鼻のムズムズなどが起こりやすくなるのです。
★室内の乾燥対策で快適な空間づくり
① 加湿を意識する
最も効果的なのは加湿器の利用です。
湿度の目安は50〜60%。加湿しすぎるとカビやダニの原因になるため、湿度計を使ってバランスを保ちましょう。加湿器がない場合は、濡れタオルを室内に干したり、やかんでお湯を沸かすだけでもOK。また、「洗濯物の室内干し」は加湿効果抜群!夜に部屋干しすると、朝まで湿度が保たれやすく、乾燥対策と洗濯の効率アップを両立できます。
② エアコンの風向きに注意
暖房の風が直接肌や顔に当たると、一気に水分が奪われます。風向きを上向きにして、サーキュレーターで空気を循環させると、ムラなく部屋が温まります。また、室温は20〜22℃程度が快適です。温めすぎると空気がさらに乾燥するので注意しましょう。
★肌の乾燥対策:内側と外側からのダブルケア
① スキンケアの見直し
乾燥が気になるときは、「与えるケア」よりも「守るケア」を意識します。洗顔は泡でやさしく、すすぎはぬるま湯で。熱いお湯は皮脂を奪い、バリア機能を低下させます。化粧水で水分を補ったら、乳液やクリームで“ふた”をすることが大切です。
【豆知識:「入浴後10分以内」が保湿のゴールデンタイム!】
お風呂上がりの肌は一見しっとりしていますが、実は水分が蒸発しやすい状態。入浴後10分以内に保湿ケアをすることで、潤いを逃さず閉じ込められます。
② 食事で潤いをサポート
体の中から潤いを保つためには、ビタミンA・E・Cをバランスよく摂ることが大切です。
- ビタミンA:皮膚や粘膜を強くする(にんじん、かぼちゃ、レバー)
- ビタミンE:血行を促進し肌の新陳代謝を助ける(アーモンド、アボカド、うなぎ)
- ビタミンC:コラーゲン生成をサポート(ブロッコリー、キウイ、柿)
さらに、水分補給も忘れずに。冷たい飲み物ではなく、白湯や温かいお茶を少しずつ飲むと、体も喉もやさしく潤います。
冬の乾燥は、肌のかさつきや喉の不調など、毎日の小さなストレスにつながりますよね。
でも、少しの工夫でその不快感はぐっと軽くなります。部屋の湿度を保ったり、入浴後に保湿をしっかり行ったり、温かい飲み物をゆっくり飲んだり——。そんな何気ない習慣の積み重ねが、肌や喉を守る大きな力になります。乾燥を防ぐことは、美しさを保つだけでなく、風邪やウイルスから体を守ることにもつながります。この冬は、自分の体をやさしくいたわりながら、潤いのある毎日を過ごしてみませんか?忙しい日々の中でも、あなたの健康と心地よさを守る時間を、ぜひ大切にしてくださいね。