秋の味覚を楽しみながら、糖質との上手な付き合い方

秋は食欲の季節。栗、さつまいも、かぼちゃ、柿、ぶどうなど、自然の甘みが魅力の食材が豊富に出回ります。つい食べ過ぎてしまいがちですが、糖質との付き合い方を工夫すれば、秋の味覚を存分に楽しみながら健康もキープできます。今回は、秋の甘い食べ物と上手に付き合うためのポイントをご紹介します。

秋の味覚に潜む糖質とは?

秋の食材には、自然由来の糖質が多く含まれています。糖質は体のエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は血糖値の急上昇や脂肪蓄積の原因になります。

  • さつまいも・栗・かぼちゃ:でんぷん質が多く、加熱すると糖度が増すため、甘みが強くなります。
  • 果物(柿・梨・ぶどうなど):果糖やブドウ糖が豊富で、即効性のあるエネルギー源になりますが、摂りすぎには注意が必要です。
  • 加工品(スイートポテト・モンブラン・果物ゼリーなど):砂糖やシロップが加えられているため、糖質量がさらに増加します。

 

★糖質と賢く付き合う3つの基本

糖質を完全に避けるのではなく、質と量を意識して「賢く楽しむ」ことが大切です。

タイミングを意識する

糖質は活動量の多い時間帯に摂るのがベスト。朝〜昼にかけては血糖値の上昇が緩やかで、エネルギーとして消費されやすくなります。

  • 朝食に焼き芋+ヨーグルト
  • 昼食後のデザートに柿やぶどう

夜遅くの甘いものは脂肪として蓄積されやすいため控えめに。

食べ合わせで血糖値コントロール

糖質単体では血糖値が急上昇しやすいため、食物繊維やたんぱく質と一緒に摂ることで吸収を緩やかにできます。

  • さつまいも+豆腐や納豆
  • 果物+ナッツやチーズ
  • かぼちゃ+鶏むね肉の煮物

これにより満腹感も持続し、食べ過ぎ防止にもつながります。

量を見極める

「旬だから」とつい多く食べてしまいがちですが、適量を守ることが大切です。

  • 果物は112種類、1100g程度が目安

·       ・さつまいもは約100150グラム(中くらいのさつまいも1本程度)

·       栗は約3050グラム(約510個程度)
「小皿に盛る」「一口サイズに切る」など、視覚的な工夫も効果的です。

 

おすすめ!秋の糖質控えめレシピ

秋の味覚を楽しみながら糖質を抑えられる、簡単レシピをご紹介します。

🥗さつまいもと豆腐のサラダ

蒸したさつまいもと絹ごし豆腐を混ぜ、オリーブオイルと塩で味付け。食物繊維とたんぱく質が同時に摂れる一品。

🍮かぼちゃの豆乳プリン

かぼちゃをペースト状にし、豆乳と寒天で固める。甘みは少量のはちみつで調整。低糖質で満足感あり。

🍇ぶどうとナッツのヨーグルトボウル

プレーンヨーグルトにぶどうとアーモンドをトッピング。腸内環境も整えつつ、自然な甘みを楽しめます。

 

秋は、心も体もほっとする季節。旬の食材には、自然の甘みと栄養がたっぷり詰まっています。「糖質が気になるから」と好きなものを我慢してしまうのは、ちょっともったいないですよね。でも、食べるタイミングや組み合わせ、量を少し意識するだけで、秋の味覚はもっと安心して楽しめます。たとえば、朝の焼き芋、昼の果物、夜は控えめに。そんなちょっとした工夫が、体にも心にもやさしい選択につながります。

「美味しく食べて、元気に過ごす」——それが、私たちが目指したい秋の食生活です。無理なく、楽しく、そして自分らしく。旬の味覚を味方に、心地よい毎日を過ごしていきましょう。

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