冬の冷え対策:暖かい習慣を取り入れよう
冬の寒さで体が冷えると、血行が悪くなり免疫力の低下や肩こり、体調不良の原因にもなります。身体の冷えがひどくなると不眠や疲労感、集中力の欠如、目の下のクマなどあらゆる不調を引きおこすため、まずは冷えの原因を知り、早急に対処することが大切です。日常生活に温かい習慣を取り入れ寒さから身を守り健康を保ちましょう。
★冷えが起こる理由
1.血行不良
血液は体内に酸素や栄養を運ぶと同時に体温も調整しています。寒さ・運動不足・姿勢の悪さなどが原因で血行が悪くなると手足の末端まで血液が行き届かず冷えを感じやすくなります。また、筋肉量が少ないと熱を生みだしにくくさらに血行不良に繋がりがちです。
2.自律神経の乱れ
体温を調節する役割を持つ自律神経が乱れると体がうまく温度調節できなくなり冷えが起こりやすくなります。特に女性はホルモンバランスの影響で自律神経が乱れやすい為、冷えを感じやすい傾向にあります。
3.食生活の偏りや不規則な食事
体を温めるには適切な栄養が必要です。冷たい飲食物の摂りすぎや栄養バランスが偏った食事、不規則な食事が続くと体が熱を作る力が低下します。特に、冷たい飲み物や砂糖の多いものは体を冷やしやすいので注意が必要です。
★体を温める習慣
・朝に白湯を飲む
白湯を飲むことで内臓から体を温めることができます。白湯は消化を助ける 効果もあり腸が活発になりやすいので体全体が温まりやすくなります。
・入浴でリラックスしながら温まる
38度~40度のぬるま湯に15分~20分つかることで体の芯から温まりリラックス効果も得られます。入浴後は乾燥を防ぎ、体を冷やさないように保温しましょう。
・三首(首・手首・足首)を温める
体温が逃げやすい「首」「手首」「足首」を温めることで体全体が温まりやすくなります。マフラーやネックウォーマー、手袋、靴下などで三首を保護し冷気から体を守りましょう。
・食材でホッとしよう
生姜・ニンニク・ネギ・根菜類などは体を温める食材です。寒いときは、これらを使用してスープや鍋料理を取り入れて体の内側から温めることができます。特に生姜湯やお味噌汁はお手軽でおすすめです。
身体の冷えはつらいものです。最初は手足の冷えだけでも、放っておくと肩こりや腰痛、痺れ、生理不順といった不調につながる恐れがあります。健康のためにも温活を始めたり、軽い運動なども取り入れて寒い季節も快適に過ごしていきましょう。