花粉症と免疫の関係

春が近づくと、くしゃみや鼻水、目のかゆみに悩まされる方は多いのではないでしょうか。今や国民病とも呼ばれる「花粉症」は、免疫の過剰反応によって起こされる症状です。免疫力を高めることが良いとされますが、実は免疫のバランスが乱れると花粉症の症状が悪化することがあります。今回は花粉症と免疫の関係、そして症状を和らげるための対策についてご紹介します。

★花粉症と免疫のしくみ

花粉症は免疫が本来無害な花粉を「異物」と判断し、過剰に攻撃してしまうことで発症します。

・免疫の役割:ウイルスや細菌から体を守る防御システム

・花粉症の場合:免疫が花粉に対して過剰に反応し、ヒスタミン(体の免疫系によって放出される化合物)が放出され、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が発生。つまり免疫力が高すぎる=花粉症が悪化するわけではなく、「免疫のバランスが崩れることにより、免疫の過剰反応が起こる」のです。そのため、免疫のバランスを整えることが大切です

花粉症の改善・予防に効果的な食べ物

花粉症は免疫の過剰反応によっておこるため、腸内環境を整えることで、免疫システムをサポートし、炎症を軽減する効果が期待できます。

1.腸内環境を整える食品(免疫バランスを調整)

・発酵食品(善玉菌を増やす)

     【ヨーグルト・納豆・味噌・ぬか漬け・キムチ】 

・食物繊維(善玉菌のエサになる)

     【ごぼう・れんこん・キャベツ・海藻・バナナ】

・オリゴ糖(善玉菌を増やす)

     【玉ねぎ・にんにく・大豆・はちみつ】

2.抗炎症作用のある食品(アレルギー症状を和らげる)

・オメガ3脂肪酸(抗炎症作用)

     【サバ・イワシ・サンマ・マグロ】

・ポリフェノール(抗炎症作用・ヒスタミン抑制)

    【緑茶・甜茶・赤ワイン・ブルーベリー・りんご】

・ビタミンD(免疫調整)

     【きのこ類・鮭・サバ・卵】

3.ヒスタミンを抑える食品(花粉症の症状を軽減)

・ケルセチン(抗ヒスタミン作用)

     【玉ねぎ・ブロッコリー・緑茶・そば】

 

避けたい食品

ヒスタミンの放出を促したり、腸内環境を悪化させたりする可能性があるため、摂りすぎには注意が必要です

アルコール:血管を拡張し鼻づまりを悪化させる

乳製品の過剰摂取:乳頭が腸内環境を乱すことがある

加工食品・ジャンクフード:添加物が腸内環境を悪化させる可能性がある

 

花粉症対策には「腸を整える」「炎症を抑える」「ヒスタミンを抑制する」食べ物を意識的に摂取することが大切です。カリカには免疫機能を整えるサポートがあるため、花粉症がつらい時にはいつもより多めに摂取してみてください。

つらい花粉症ですが、少しでも軽減されるように腸内環境を良くして免疫機能を整えて花粉シーズンを一緒に乗り切りましょう。

カリカセラピ健康コラム

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