梅雨前の湿度対策と体の準備

5月も後半に入り、そろそろ梅雨の季節がやってきます。湿度が上がるこの時期は、体がだるくなったり、むくみやすくなったりと、不調を感じる方も多いのでは、ないでしょうか。実はこれ、「湿度ストレス」による体内バランスの乱れかもしれません。湿度が高くなると体内の水分代謝がうまくいかず、胃腸の調子が悪くなったり、体が重くなったりすることも。また、気圧の変化も影響して自律神経が乱れやすい時期でもあります。梅雨入り前に、湿気と疲れに負けない体を準備していきましょう。
★梅雨の湿度が体に与える影響とは?
梅雨の時期は湿度が70~80%を超える日も多く、この高湿度の環境が体にさまざまな影響を及ぼします。
・むくみやだるさ
湿度が高いと、体内の水分バランスが崩れやすくなり、余分な水分が体内に溜まってむくみやすさやだるさを引き起こします。
・自律神経の乱れ
気圧や湿度の変化が自律神経に影響を与え、イライラや疲労感、頭痛などの症状が現れることも。
・カビやダニによるアレルギー
湿度が多い環境ではカビやダニが繁殖しやすく、アレルギー症状を引き起こすリスクが高まります。
・消化機能の低下
湿気が多いと胃腸の働きが鈍くなり、食欲不振や消化不良を感じる人も。
★湿度対策と体のケア
【生活環境での湿気対策】
・喚起をこまめにする
晴れた日は窓を開けて換気し、室内の湿気を外に逃がしましょう。雨の日でも、換気扇を活用して空気を循環させるのがおすすめです。
・除湿機やエアコンの活用
室内の湿気を50~60%に保つよう、除湿機やエアコンの除湿機能を活用。クローゼットや押し入れには除湿剤を置くと効果的です。
・カビ予防
浴室やキッチンなどの水回りは、使用後にしっかり乾燥させ、カビ取りスプレーで予防。布団は定期的に干してダニ対策を。
【食事で体の巡りをサポート】
・利尿作用のある食材を摂る
むくみ解消には、きゅうり・すいか・セロリ・アスパラガスなどの利尿作用のある食材がおすすめ。カリウムも豊富なので、水分バランスを整えるのに役立ちます。
・温かい飲み物で体を温める
湿気が多いと体が冷えやすくなるため、温かいハーブティーやスープで体を温めましょう。
・発酵食品で腸内環境を整える
納豆・味噌・ヨーグルトなどの発酵食品は腸内環境を整えて消化機能をサポート。
【適度な運動で体を動かす】
・湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体温調節が難しくなります。軽いストレッチやヨガ、ウォーキングなどで血流を促し、体の巡りを良くしましょう
・室内でできる運動(スクワットやプランクなど)を短時間取り入れるのも効果的
梅雨の湿気が体調に与える影響は意外と大きいものですが、事前の対策で快適に過ごすことができます。生活環境を整え、食事や運動などの習慣を意識することで、心身ともに健やかに梅雨を乗り越えましょう!