湿気でむくみやすい?「水はけのよい体」になる食習慣

★梅雨時期の「むくみ」とは?

6月に入り、湿度が高くなると「むくみ」を感じることが増えてきます。むくみは、体内の余分な水分が滞ってしまう現象ですが、梅雨時期に特に起こりやすい理由にはいくつかの要因があります。

  1. 湿度と気温の影響
    梅雨時期は湿度が高く、気温の変化も大きいため、体が余分な水分を上手く排出できなくなります。特に、気圧の低下が影響して、体内の水分バランスが乱れやすくなります。
  2. 塩分の摂りすぎ
    梅雨時期は食欲が落ちることもありますが、冷たい飲み物や塩分の強い食べ物を摂ることでむくみが悪化することも。塩分が体内に多く残ると、水分も引き寄せてむくみを引き起こします。
  3. 運動不足
    雨の日が続くと、外に出て運動する機会が減ります。運動不足になると、血流が滞り、体内の水分がうまく循環しません。その結果、足や顔がむくみやすくなります。

 

★水はけをよくするための食習慣

むくみの解消には、日々の食事が大きな役割を果たします。では、どのような食習慣が効果的なのでしょうか?以下のポイントを実践することで、体の水分バランスを整え、むくみを防ぐことができます。

体内の水分代謝を助ける「カリウム」

カリウムは、体内のナトリウム(塩分)を排出する働きがあり、むくみの予防に欠かせません。カリウムが豊富な食材を意識的に摂ることが大切です。

・カリウムが豊富な食材
バナナ、アボカド、ほうれん草、キウイ、さつまいも、トマト、豆類(大豆、黒豆)、海藻類(わかめ、昆布)など。

これらを積極的に食事に取り入れると、体内のナトリウムバランスが整い、水分がスムーズに排出されます。

利尿作用がある食材を摂る

水分代謝を促進するためには、利尿作用がある食材を積極的に摂ることが効果的です。利尿作用のある食材は、余分な水分を体外に排出する手助けをしてくれます。

・利尿作用のある食材
きゅうり、セロリ、豆類、とうもろこしのひげ茶、スイカ、パイナップル、レモン、緑茶、アスパラガス。

これらの食材を取り入れると、体内の余分な水分が排出されやすく、むくみの解消に繋がります。

低塩分の食事を心がける

塩分の摂り過ぎはむくみの大きな原因です。特に梅雨時は、冷たいものを食べることが多く、塩分を多く含むラーメンや加工食品を摂りがちですが、むくみを防ぐためには塩分を控えめにすることが重要です。

・低塩分でむくみ対策
加工食品やインスタント食品は塩分が多いため、可能な限り控え、手作りの料理を意識しましょう。特に、味噌や醤油、塩を使う際は、量を減らし、香辛料(ニンニク、しょうが、ハーブなど)で風味を加えるとよいです。

冷たい飲み物を避け、温かい飲み物を摂る

梅雨時期は湿度が高く、暑くても冷たい飲み物を摂りがちですが、冷たい飲み物は体を冷やし、代謝が低下する原因になります。特に体が冷えると、血行不良が起こりやすく、むくみが悪化します。

・温かい飲み物を摂る
温かいお茶(緑茶、ほうじ茶、麦茶など)、スープ、温かい白湯を飲むことで、体が温まり血行が促進されます。また、ショウガやシナモンを使った飲み物も体温を上げ、むくみ対策に効果的です。

 

梅雨時期のむくみを防ぐためには、食習慣の見直しが非常に重要です。カリウムを豊富に含む食材や利尿作用のある食べ物を積極的に摂り、冷たい飲み物を避け、温かい食事を心がけましょう。さらに、軽い運動やストレッチも取り入れて、体をスッキリと保つことが大切です。体の水分バランスを整えて、梅雨の季節を快適に過ごしましょう!

カリカセラピ健康コラム

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