夏バテ解消!食事と生活のコツ

夏バテ解消!食事と生活のコツ
8月に入り、猛暑日が続くこの季節。「なんとなく体がだるい」「食欲がない」「よく眠れない」……そんな不調を感じていませんか?それは「夏バテ」のサインかもしれません。
夏バテは、高温多湿な気候や冷房環境によって、自律神経が乱れたり、胃腸が弱ったりすることが原因で起こります。本コラムでは、夏バテを防ぎ、元気に夏を過ごすための食事と生活の工夫を詳しくご紹介します。
★食事編:胃腸を整え、エネルギーをチャージ
1. 消化にやさしい食材を選ぼう
夏は冷たいものの摂りすぎや食欲不振により、胃腸が弱りがちです。
そんな時は、消化に良く、胃腸に負担をかけない食材を選びましょう。
🔹 おすすめの食材
- 豆腐・納豆:たんぱく質が豊富で、消化もしやすい
- 温かいそうめん・うどん:胃にやさしく、食欲がないときにも◎
- おかゆ・雑炊:温かく、胃腸の調子を整える定番
- 山芋・オクラ・なめこ:ぬめり成分が胃を保護
- 鶏ささみ・白身魚:脂肪分が少なく、消化に良い動物性たんぱく源
🔹 避けたい食材
- 冷たい揚げ物や脂っこい料理
- 辛すぎるもの(胃を刺激)
- キンキンに冷えた炭酸飲料・ビール
2. 発酵食品で腸内環境を整える
暑さによるストレスや食生活の乱れで腸内環境が悪化すると、体調不良や免疫力の低下につながります。
そんなときにおすすめなのが、発酵食品です。
🔹 取り入れたい発酵食品
- ヨーグルト:腸内の善玉菌を増やす
- 味噌汁:温かくて塩分も補える
- 納豆・キムチ・ぬか漬け:植物性乳酸菌やビタミンが豊富
※ただし、キムチなど刺激の強いものは、胃が弱っているときは控えめに。
★生活編①:冷たいものとの付き合い方
1. 飲みすぎ注意!冷たい飲食物
暑い日には、つい冷たい飲み物やアイスを手に取りたくなりますよね。
しかし、体を冷やしすぎると胃腸機能が低下し、夏バテの原因になります。
❗ 過剰な冷たい飲食物がもたらす悪影響
- 胃液の分泌が減り、消化不良に
- 腸の動きが鈍くなり、便秘や下痢に
- 免疫力の低下
✅ 対策ポイント
- 飲み物は常温〜ぬるめがおすすめ(白湯や麦茶など)
- アイスは1日1個程度までに
- 食事の最初に温かい汁物を摂ると内臓が温まりやすい
生活編②:睡眠の質を上げる快眠テクニック
1. クーラーとの上手な付き合い方
寝苦しい夜には冷房が欠かせませんが、設定温度や風向きの工夫で快眠しやすくなります。
✅ 冷房の使い方
- 温度:26〜28℃
- 湿度:50〜60%(除湿モードも有効)
- 風が直接体に当たらないように調整する
- タイマーで「入眠後1〜2時間だけつける」も◎
2. 就寝前のひと工夫で深く眠る
- ぬるめのお風呂(38〜40℃)に10分程度浸かる
→ 深部体温が下がり、眠気がスムーズに訪れる - 寝る1時間前からスマホ・テレビを控える
→ ブルーライトが脳を刺激して寝つきを悪くする - 寝る前のカフェイン・アルコールも控えめに
★習慣編:夏バテを防ぐ「小さな工夫」
朝食をしっかり食べる
体内時計を整えるには、朝食がカギ。
軽めでもいいので、温かい汁物やご飯、果物などを摂ると◎
軽い運動を毎日に
汗をかくことで、体温調整機能が高まります。
朝夕の涼しい時間に10〜15分の散歩やストレッチを習慣に。
昼寝のすすめ
日中の疲れを回復するには、15〜20分の短い昼寝が効果的。
長く寝すぎると夜の眠りに影響するので注意。
夏バテは、「冷え」「栄養の偏り」「睡眠不足」などが複合的に絡んで起こります。
毎日の食事や生活を少し見直すだけで、体調がぐっと楽になります。特に8月後半は夏の疲れがたまりやすく、注意が必要な時期。
今年の夏は、「内臓を冷やさない」「腸を整える」「快眠を意識する」この3つを意識して、元気に乗り切りましょう!