冬は特に多い?生活習慣病予防
まだまだ寒い日が続きますね。
皆様、体調など崩されてはいませんでしょうか?
◆寒い日に特に多いとされる「脳卒中」
脳卒中は、生活習慣病の1つとしてもご存知の方が多いと思います。
脳卒中により脳に重い障害が起こったり、重度の後遺症が残ってしまったり、最悪の場合、死に至ることがあることも、皆さん聞いたことがあると思います。
なぜ冬に多いのでしょうか?
それは、簡単に言うと寒暖差です。
・寒い外から急に暖かい部屋に入る
・寒い脱衣所から急に熱いお風呂に入る
・暖かい部屋から寒いトイレに入る
など、冬の生活の中で急激な寒暖差が生じることで、血管が収縮、拡張を繰り返し、血圧の変動が激しくなるときに脳卒中が起こりやすいといわれています。
◆脳卒中に「なりやすい人」「なりにくい人」
しかし、急激な寒暖差があったら必ず脳卒中が起こるということではありません。脳卒中に「なりやすい人」と「なりにくい人」がいます。
・血圧が高い
・糖尿病
・脂質異常症(血液ドロドロ)
の人は脳卒中になりやすいと言われています。
冒頭にも書かせていただきましたが、脳卒中になると、重度の障害や死に至ることもある、とても危険な状態になってしまいますので、特に冬は予防が大切になってきます。
・代謝を上げ血流を良くするため運動を習慣化
・肥満の方はダイエット
・お風呂に入る前、脱衣所に小型ヒーターを置き、脱衣所とお風呂場の寒暖差をなくす
・血液ドロドロを防ぐため水分摂取(特にお風呂の前、寝る前、起床時)
これさえやっておけばOK!というわけではありません。
血圧、糖尿病、脂質異常症は普段の生活習慣が原因のことがほとんどですので、食生活、運動、睡眠などの生活習慣を見直すことが大切です。
ただ、冬の今の時期は、脳卒中対策も含め、生活習慣病の持病をお持ちの方は悪化することがありますので、特に予防が必要だと思います。
脳卒中は事前に予兆がなく、急に発症したりすることがありますので、気をつけたいですね。
冬の期間にしっかりと予防して、安心して暖かく楽しい春を迎えましょう!